計測自動制御学会 調査研究会 分子ロボティクス研究会発足のお知らせ

(2010 年2 月発足)

分子ロボティクスってなに?

 「分子ロボティクス」は、情報科学、制御工学、生命科学、材料科学、物理、化学などの多くの分野のインターセクションに誕生しつつある学際的かつ横断的な学問領域です。  生命科学、特に分子生物学の進展により、分子機械としての生物のしくみの詳細がつぎつぎと明らかになっています。近年、その知見を工学的に応用することにより、核酸やタンパク質などの生体分子を素材として、従来は考えられなかったような複雑な分子機械を製作することが可能になってきています。また、人工的に合成した分子による分子機械の設計技術も急速に進展しています。これらの分子エンジニアリングが部品あるいはデバイスの技術に相当するのに対し、これらのデバイスを統合し、より高度な機能をもつ分子の「システム」を構築する技術が分子ロボティクスです。言い換えれば、分子機械の設計論をデバイスレベルからシステムレベルに飛躍させ、ナノメートル領域(ボトムアップな分子設計)とマイクロメートル領域(トップダウンの機械技術=MEMS)の間の橋渡しをするのが分子ロボティクスであるといえます。

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分子ロボティクス研究会の目的は?

 分子ロボティクスのような草創期にある学際領域においては、それに興味をもつ研究者はさまざまな分野に分散しており、互いの連携が取りづらいことが足かせになっています。そこで,これらの研究者が一堂に会して,互いのビジョンについて自由闊達に語り合ったり、最新の研究成果や内外の動向などの情報を交換したり、さらには共同研究プロジェクトなど将来の研究活動の可能性を探っていくための機会と場所がぜひ必要であると考えます。本研究会においては、主に定例研究会と合宿研究会、およびオーガナイズドセッション企画の3つにより、分子ロボティクスコミュニティーの基盤づくりを行います。定例研究会では、研究成果あるいは進捗の報告、専門家を招いての勉強会、研究相談やオープン問題に関するディスカッション、公開セミナー等を行います。合宿研究会では、分子ロボティクスの方向性に関するブレーンストーミングや、研究会の運営に関する議論等を行います。

賛同者一覧

SICE内研究会の設立(2020年2月)にあたり、以下の先生方にご賛同いただきました(敬称略、50 音順、所属は当時)
この場を借りて感謝申し上げます。

角五 彰
北海道大学
葛谷 明紀
東京大学
黒河 治久
産業技術総合研究所
神徳 徹雄
産業技術総合研究所
小林 聡
電気通信大学
小宮 健
東京工業大学
齊藤 博英
京都大学
坂本 隆
北陸先端科学技術大学院大学
鈴木 泰博
名古屋大学
関山 浩介
名古屋大学
瀧ノ上 正浩
東京大学
田中 文昭
東京大学
豊田 太郎
東京大学
西川 明男
法政大学
野村 慎一郎
京都大学
萩谷 昌己
東京大学
浜田 省吾
東京工業大学
原 雄介
早稲田大学
平塚 祐一
北陸先端科学技術大学院大学
平林 美樹
情報通信研究機構
藤本 健造
北陸先端科学技術大学院大学
村田 智
東京工業大学
山下 雅史
九州大学
山村 雅幸
東京工業大学
梁 興国
名古屋大学