BIOMOD2017 Japan 結果

今年も、学生チームによるレベルの高い熱いプレゼンテーション(英語)が繰り広げられました。
結果は下記のとおりです。
1位 東京大学 Team UT-Komaba (DNAnet)
2位 東北大学 Team Sendai
3位 九州工大 Team YOKABIO
4位 関西大学 Team Kansai
5位 大阪大学 Team Osaka

参加登録の遅れから国際大会への出場権を逃したことにもめげず、UT-Komabaが見事優勝しました。おめでとうございます。

日本大会の結果は結果として、各チームには11月4日にサンフランシスコで開催されるBIOMOD 2017 Jamboreeに向けてさらなるブラッシュアップを期待します。

また、今年より、各チームが研究する分子ロボットのELSIに対する記述がwikiに追記されるようになりました。大会ではテクノロジー・アセスメントを専門とされている吉澤剛先生(大阪大学)による倫理の講義も開催されました。

分子ロボットが社会に受け入れられるためには、単に技術開発をするだけでは不十分であり、その技術が将来的にどのような結果をもたらすかを倫理・法律・社会的課題の観点から見通した技術開発が求められます。吉澤先生の講義でも「vorsichtig (慎重に)」という言葉が強調されていました。本コンテストでのELSIへの取組みが分子ロボティクスコミュニティにおけるELSI浸透の一助となれば幸いです。

最後にBIOMOD2017JAPANを開催された大阪大学上杉先生、森島先生をはじめとするオーガナイザーの先生方に厚く御礼申し上げます。